空回りしない自信を
30 歳
最近読んだ本の中に、こんな言葉があった。「人は皆、何か自信
の持てるものを持って生きたいものだ」確かにそうだと思う。人よりも
何かで、優れていたい。人に自慢できるものがほしい。当たり前のこ
、
とである。しかし、この気持ちが、空回りしては、何にもならない。人よ
りも優れているということは、それだけ汗を流していることだから。
口だけで、頭の中だけで、夢を語ってみても、それは結実しない。
そして何かをやり始めると言うことは、今まで持っていた何かを
振り捨てることでもある。
何を取り、何を諦めるか、とても難しい。ただひとは、自分にないものを
相手が持っていると、羨ましいものである。相手の態度によっては、皮肉の
一つも言ってみたくなる。が、ここで嫌みを言っては、自分の負けである。
進歩もない。人の成功を羨むより、その人の努力を見習うべきだと思う。
そして、人の優れた面には、素直に褒めてやれるだけの豊かさを持ちたいし
、人の好意には、気持ちよく感謝したいものだ。これはまた、主婦同士の近所
つきあいにも言える。大切な心得ではないでしょうか。