京都新聞 窓欄 30歳
家事以外にも関心を
先日、実践的な家庭救済サークルを作ろう,と言う旨の記事が
ありました。私どもも大賛成です。育児の主役
は母親であっても、その脇役が心を一つにして協力しない限り、健全な
家庭生活は望めません。
今日、住宅事情などで、年寄りの手助けがなければないで、若い主婦たちが
協力し合えば立派に、家庭を守って働けるものだと思います。
今幸せな人には、随分煩わしいことかも知れません。ですが他人同士が
心と心のつながりのバランスを保ってゆくには、何といってもお互いが、
相手の気持ちになって思いやりを忘れないということが肝心だと思います。
紙より薄い人情などと言われますが、その時代の悪い風潮には潔く
.背を向けたいものです。
ただ、一介の主婦が家事とはまったく別な世界で活躍しようとすれば、さまざまな
障害を覚悟しなければなりません。人助けもまず自分の足元から、身近な
人たちで始めたいものです。一人では微々たる力も、意を同じくする人たちが
集まれば、大きな力となります。人は皆考え方、生き方がまちまちです。家事
育児以外には関心を示さないという人もおおいことでしょうが、時間の許す
限り、主婦も一人の人間として、自分の納得のゆく生き方をすることも、
決して無駄ではないはずです。
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相変わらず静電気のいたずらに、入力スピードが、がた落ち。