2019/08/04
今日は日曜日。と、言っても外で仕事をしている訳ではないので、 平日も同じようなもの。
定期的に通っている病院の受信日と習い事の 曜日くらいが、意識の範疇。
たとえば、行きつけのスーパーで曜日ごとのバーゲンなども余り気にしない。現在は夫婦二人暮らしなので
買い溜めは極力しない。それをやると結局長期間手を付けないので、腐らせたり、品質に低下を招く。
つまりは廃棄処分となる。もったいない。
まだ子供たちがいた時代には、私も仕事を持っていたので、休日にワンサと買い溜める。子供たちに食生活で、
困ったことにならないように。年寄り二人なら、食べるものにも融通が効く。今の季節なら、主食を米から麺類、
つまりそーめんに、代えたり出来る。夫は、ほぼご飯類は食べない。晩酌が日課となっている。副食類も、酒の
当てになるようなものが好ましい。彼は豆腐屋の隣で生まれ育った。豆腐は毎日食べる。暑い季節には、冷や奴。
冬場は、鍋料理に豆腐を放り込む。
「俺は何でこないとうふが好きなんやろ」
ご機嫌な夫を横目に、子育てを卒業してから、台所仕事には手抜きの癖が付いてしまった、心がけの悪い妻は、
微笑み返す。料理は楽がよい。かつては、よく作ったコロッケ。コロッケの作り方は、実家の母の手元を台所で
眺めながら覚えた。最高だった。母のコロッケ。彼女は女子校の家庭科の教師をしていた。老衰で父が亡くなり、
相当歳を取ってから料理学校に通っていたくらい、お料理大好き人間だった母。
「私はねえ、文学ゆうものが大嫌いや」
母がまだ生きていた頃、エッセイや小説に関心を持っていた娘の私を、ぬべもなく一括した。
親子でも真に理解し合うことにはいくつもの関所がある。
生きている以上人間関係は、無くなることはない。それを無くせば孤立することになる。恐らく無味乾燥な人生だろう。
私も、電車に乗り込むと大抵席を譲られる歳になった。
今日は何が言いたいのかまとまりのないつぶやきになった。
2019/08/07
朝日が昇り始めた
二階のベランダから
今日も暑くなりそうだ
2019/08/08
昨日のことである。夕方五時ごろ、かかりつけ医院から電話が入った。
「XX医院ですが、今日九時の予約に来ておられませんが、どうかなさったのです か」
看護師さんからの問いかけに、私は、夫が忘れたのだと、信じて疑わず、
「へ?誰ですか」
と、誰の予約か、という意味で問い返したのだ。
「〇〇〇子さんの予約ですよ」
と、フルネームで返されて、ウソっ、
「薬、まだいっぱいありますよ」。
「そんなはずありません。先月七日に来られて、、、、」
その時点で身に覚えのあることに気づき始めた私。
彼女に、予約票を見てみてください、お薬の残量は、と言われ.
慌てて確認すると、すべて私の思い込み、勘違い。
平謝りに謝って、今日薬をもらいに行ったとさ。
一件落着。
通っている病院は数か所。手帳につけてある。今回に限って、
かかりつけ医院が抜けていた。歩いて三分の
近場であること、調子も悪くない、軽く考えているところがあった。
2019/08/13
うだるような暑さの中、重い袋を下げて買い物から帰る途中のこと。
突然、チラッと白いものが目に飛び込んできた。
なんと”高砂百合”ではないか!!
誰も住まなくなったと伺えるお家の敷地内にポツンと咲いている。
すぐ近くに、一昨年側溝から伸びている高砂百合を観ました。
がっかりしていた私、今日高砂百合に出会えてよかった。
2019/08/16
今日は朝一番、歯医者の定期健診。
歩いて二分と近場である。
清潔感のある明るい雰囲気だ。エントランスには、
専門の花屋が入っているに違いない、豪華でセンスの良い
見上げるほどの花が活けてある。
治療室にも珍しい興味をひく花々が、、、。
先生も愛想が良い。スタッフ達も低姿勢で患者を大事に扱う。
けれど歯医者は嫌いだ。
怖い。
上向きに寝かされてもろにライトを当てられ、身動きできない
格好で口の中をいじられる。
痛くても物が言えぬ。
”痛かったら左手を上げてくださいよ”
先生は言う。
私の右側から私に覆いかぶさるような格好で私の口の中を
いじくりまわす。
痛いからと帰る訳にはいかない。
我慢する。
そのうちダンダン慣れてくる。恐怖も薄れてくる。
歯の治療は大抵月日がかかる。やっと、目的の治療が終わる頃には、
歯医者に通うのが苦痛ではなくなっている。
そして後は定期健診。これはわたしの場合、三か月おき。
それほど怖いことはされない。
されないのだけど、そうすると次第に慣れが薄れてくる。
三か月に一回の検診が、なんとなく怖くなる。
口の中に金属の機器を突っ込まれ、歯垢を取る、水だらけになった
口の中。いやだ。
やっぱりいやだ。
歯医者はどうしても好きになれない。
でも行かないと、虫歯になったり歯周病になったり、面倒なことになり、
恐怖の治療が待っている。
而して今日も次の予約をして帰ってきた私。